弊社では、ナガセヴィータ株式会社様(旧・株式会社林原、以下「ナガセヴィータ様」といいます。)が製造・販売を行ってきたプロポリス製品群を終売することに伴い、2024年12月18日付で同社が保有するプロポリス原塊およびプロポリス製品の製造に係る技術情報の譲渡に関する合意書を締結いたしました。
ナガセヴィータ様は、多機能糖質「トレハロース」をはじめ、独自の酵素技術を用いた機能性素材を多数開発してきました。1990年代には、良質なブラジル産プロポリスを原料とした「林原プロポリス」の開発に成功するとともに、プロポリスに含まれる特徴的な機能成分としてアルテピリンＣを単離同定しました。さらに抗菌作用をはじめとした機能性を明らかにするなど、研究分野においても多大な貢献をしてきました。
一方、弊社では1991年に「超臨界抽出プロポリス」の開発に世界で初めて成功し、特許を取得するなど、創業から60年にわたってプロポリスをはじめとした蜂産品の製造販売およびその普及啓もうに取り組んでまいりました。この度の合意は、弊社の歴史と技術およびプロポリスに対する情熱をナガセヴィータに評価していただけた結果だと信じております。
今後は、ナガセヴィータ様のプロポリス製造技術および原塊在庫を弊社が引き継ぎ、製造ならびに供給を行っていく予定です。
製品のラインアップに変更はございませんが、ナガセヴィータ様のプロポリス製品をご愛顧いただいていたお客様には、順次、弊社にて製造したサンプル品および規格書等をご案内させていただきますので、ナガセヴィータ様製品の代替として、ご評価をよろしくお願いいたします。
弊社では、創業60年を迎えるプロポリスの専業メーカーとして、これからもお客様に安心して使っていただける製品づくりに励んでいくとともに、世界各国とのネットワークを生かしてプロポリスの研究開発や認知拡大に努めてまいる所存です。
お客様におかれましては、今後とも変わらぬご支援・ご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
2025年１月21日
株式会社富士見養蜂園
代表取締役社長 角田陽介