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TECHNOLOGY
私たちの技術

プロポリスは、とても香りがよく、きれいな黄色をしています。

プロポリスの抽出はアルコールや水などで原塊から成分を溶かし、その溶液を精製するのが一般的ですが、当社では独自開発・特許取得した「超臨界抽出法」または「超高圧ホールフーズ製法プロポリス」で抽出しています。

富士見養蜂園は、日本ではじめて「超臨界抽出プロポリス」の製造に成功した企業です。

この製法は危険な物質を分離したり、有効な成分だけを抽出することが可能で、より良質なプロポリスの脂溶性成分を抽出することができるのです。

特許や充実した設備、学術研究などに裏打ちされた高い技術で、高品質な製品をお届けできる。それが私たち、富士見養蜂園の強みです。

超臨界抽出

夢の抽出法 ー 「超臨界抽出」とは

純度の高いプロポリスエキスを抽出する方法として注目を集めているのが超臨界抽出法です。

自然抽出法といわれる超臨界抽出とは、空気中の自然成分(炭酸ガス)を35℃~40℃の温度で超高圧を加えると、食品のエキス成分を溶かし出す強い力が生まれます。

この作用を利用したのが、超臨界抽出法なのです。

この抽出法により、濃縮精製プロポリスエキスが世界で初めて可能となりました。

技術を支える特許

富士見養蜂園は、1991年(平成3年)8月、超臨界抽出プロポリス技術の特許を取得しました。
以来、この技術を用いて、高品質な製品を製造しています。

公開番号:
特開平5-59391
発明名称:
精製プロポリス及び精製プロポリス成分含有O/W型乳化物の製造法
要約:
本発明は淡色で芳香を有し、有効成分含量の多いプロポリス抽出物を抽出、分離することを目的とする。粉砕された粗製プロポリスに超臨界状態の二酸化炭素を接触させプロポリスを抽出、分離することを特徴し、特に、抽出圧力が80~500kg/c㎡、抽出温度35~90°C、分離圧力が50~100kg/c㎡、分離温度35~90°Cで精製プロポリスの抽出、分離をおこなう。

超高圧ホールフーズ製法

<超高圧ホールフーズ製法プロポリス>

超高圧ホールフーズ製法プロポリスは、超高圧製法で得られたプロポリスである。プロポリスの抽出法として、一般的には、アルコール、水等の溶媒を用いた抽出法があるが、超高圧製法は、2000気圧以上の超高圧で、プロポリス原料を処理し、エキス化する製法なので、一般的な抽出法とは異なり、原料の持つ成分全体がそのまま製品に含まれることになる(ホールフーズ)。従って、プロポリスに含まれる多様な成分、アルテピリンC等のプレニルケイ皮酸誘導体,p-クマル酸、ケンペリド、ケンペロール等のフラボノイド、カフェオイルキナ酸、ジテルペンル等が含まれる事になる。

特許公開公報、特開2016-188184がある。(出願人:富士見養蜂園)発明の名称は、「蜂産物エキスの製造方法および蜂産物エキス」である。特許請求の範囲;[請求項1]蜂産物を液化ガスによって凍結して粉砕する凍結粉砕工程と、得られた粉砕物に水を加えて懸濁液を得る工程と、得られた懸濁液を超高圧ホモジナイザーで処理して前記蜂産物の内容成分を抽出する抽出工程を含む事を特徴とする蜂産物エキスの製造方法[請求項3]水として、飲料水をイオン交換樹脂に通してミネラルを除去し、次いでで黒曜石に接触させて還元水とし、更にトルマリンに接触させて得られる活性還元水を加えて行う、蜂産物エキスの製造方法。[請求項4]前記懸濁液を2000気圧以上の超高圧ホモジナイザーで処理する、蜂産物の製造方法。

研究者に認められた高い技術

宮高透喜薬学博士による学術論文で当社が紹介されました。

ACADEMIC学術顧問

宮高透喜 Hideki Miyataka

徳島文理大学 薬学部 薬品製造学教室

薬学博士

経歴

昭和51年4月
徳島文理大学薬学部入学
昭和53年5月
薬品製造学教室(佐藤利夫研究室)所属
昭和55年3月
徳島文理大学薬学部衛生薬学科卒業
昭和55年4月
徳島文理大学大学院薬学研究科修士課程入学
昭和57年3月

同 修了

修士論文「アスコルビン酸誘導体に関する研究」

昭和57年4月
徳島文理大学薬学部 薬品製造化学教室
平成12年9月

薬学博士授与

博士論文「プロポリスの品質評価とその生理活性に関する研究」

平成19年
徳島文理大学薬学部 准教授
現在
薬学部 薬学教育センター

プロポリスの抗腫瘍効果

徳島文理大学薬学部衛生化学講座

宮高透喜

蜜蜂からの贈り物“プロポリス”は優れた生理活性を有することより、広く注目されるようになってきた。関連論文の報告数も増加し、多くの研究者が注目している所以であろう。さらに、一般消費者向けの書籍・雑誌も大量に出版され、現在では代替医療食品・機能性食品としての地位を確保することとなった。

プロポリスは、蜜蜂が植物の花粉・樹液等と自らの唾液を混ぜ合わせて作り出す膠状物質であり、紀元前より民間薬として抗菌、抗ウィルス、抗炎症、抗酸化、免疫調節剤として利用される他、防腐剤や殺菌剤として利用されてきた。

二十世紀後半になり、化学成分の研究や薬理学的研究が始まり、有用性が明らかにされるにしたがい、その利用が増大していった。機能性食品・健康食品としての利用のみならず、医療機関で治療薬や代替医療薬として用いられている。

プロポリスは、様々な疾患に対して効果がある故、摂取する人は少なくないが、目的の第一に挙げられているのが癌に対するものであろう。事実、この分野に関する研究が多く見られ、書店に並んでいるプロポリスに関する書籍も、内容的に欠かすことのできないものとなっている。

我々はこれまで、プロポリスのがんに対する作用を始め多彩な生理活性について検討し、報告してきた。中でも、産地・植物相による生理活性の差異を抗炎症作用、抗アレルギー作用について検討し一定の法則を得ることができた。その結果、これらの生理活性を指標とするプロポリス品質評価に利用できること提言した。また、抗潰瘍作用及びウレアーゼ阻害作用についても報告してきた。

従来、プロポリスは天然あるいは巣箱に付着している“原塊”を取り、ゴミなどを除去した後アルコールで抽出して利用していた。現在、ほとんどのプロポリスがアルコール抽出法で得られており、研究データもこれに由来するものであった。その結果、プロポリス原塊中のアルコールに抽出され易い成分を中心として研究がなされ、フラボノイドを主とする分野が定着した。

他の有効成分について研究の可能性を探索していたところ、(株)富士見養蜂園より超臨界抽出法で得たプロポリスを提供いただくことができた。このものはアルコール抽出物と異なり、原塊より広範囲に成分を抽出しており、その生理活性が期待された。

これまで、我々が持っていたアルコール抽出物のデータと比較検討した結果、抽出法による生理活性に差が見られた。また、名古屋市立大学医学部との共同研究では、ラットを用いた多臓器発がん試験法での超臨界抽出プロポリスの抑制効果について検討したところ乳腺がんに対して有意な抑制作用が見られた。また基礎的な実験としてMTTアッセイ法やアポトーシス誘導作用の確認も行った。

(徳島文理大学薬学部 宮高透喜 先生による)